あしもとを

ここ最近、
県外へ出張販売に伺ったり
新商品を開発したり、
いろいろなことをしてみました。

そして、わかったこと。

あしもとを見つめることの大切さ。

おいしくて
無添加の干物を売りたい。

「無添加で、おいしい」ではなく、
「おいしくて、無添加」の干物屋でありたい。

そのために
店主、修行します。

岡岩の看板ではなく
自分の名前で勝負です。

日曜市にて。

ある方から
「日曜市で魚を買う高知県人はおらんで。
どの店もうまくないき」とアドバイスをいただきました。

確かに、今はそうかもしれません。

でも、そのうちに
「上ノ加江の干物屋は旨い!!」と
高知の方々に言ってもらえるよう
頑張るそうです。

空き時間に自分の修行。
岡岩商店で働きながら、
自分の干物を作るそうです。

からだが心配ですが
本人、楽しみのようです。

それから、もう一つのあしもと。
上ノ加江。

今まで、
上ノ加江という名前を売り出したくて、
小さな漁師町やそこで生活を営む人々に
思いをはせてもらいたくて
いろいろなところへ出かけました。

素敵なところです、
田舎でなーんにもないけれど
そこがいい所ですとPRしました。

中土佐町のパンフレットも配りまくってきました。

が・・・
ふと思ったのです。

こうして宣伝することが
上ノ加江の豊かさに本当につながるのかしら?

人を呼び込むことが
本当にうるおうことなのだろうか?

過疎化のすすむ町には、その町のやり方があるのではないか?

イベントをすることが
町の名前を売ることが
本当の潤いや豊かさにつながるのか?

お客さんが来てくれれば
町は賑わう気がします。
その日だけは・・・。
その前後は。

でも、そうじゃない気がします。

それは目先の利益のみを追求した姿のような気がしてきました。

もっと、
きちんと未来のことを考えて
みんなで行動できればいいけど、
それができるくらいなら
こんなに過疎化は進んでないよな・・・とも思います。

高速が延伸すれば、
もっと魚種が豊富な港町が近くなります。

観光に頼る町作りではなく、
地域資源を大事にした町作りをすることが
将来の子ども達のために必要な気がしてきました。
いろいろな方々と話をするうちに。

例えば
魚で生活をする人が多いのだから
合成洗剤の使用・販売を控える条例を作り
魚や海を守るとか。

琵琶湖周辺では
リンを含む洗剤は不使用にするという条例が施行されています。

他に、
持続可能な水産業のあり方を考えるとか。

町をあげてMSC認証の勉強会を開くとか。

まあ、どれも、息の長い活動となるし、
原発問題と同じで
今現在の潤いや利権だけを求めると実現できませんよね。

我慢しなくてはならないことも
たくさん出てくるし。

未来のことを、
こどものことを
地球のことを真剣に考えないと取り組めない。

フィンランドでMSC認証に取り組めるのは
問題に直面した人々が、
しっかりとそれぞれに深く考え、議論できる力を
教育の中で身につけてきたからだと感じます。

中土佐町もいつか
そんな素敵な町になればいいと思うのです。

まずは
今、岡岩商店にできること。
無添加で商品を作り続けること。

そうすれば食品添加物や薬品が
海に流れ出さない。

さかなを守りたいなあ・・・

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